SDGs社内リーダー育成講座 開講
平成30年6月23日(土)北九州まなびとESDステーションにて、
「SDGs社内リーダー育成講座」の第2回を実施いたしました。
今回は、「実践できる自分になる」を目標に、U理論について学びました。
「U理論」とは、マサチューセッツ工科大学のオットーシャーマー博士が提唱する個人・グループ・組織・社会の変容のプロセスを表した理論です。
「何を」「どうやるか」ではなく、「どこからやるのか」というリーダーシップの新しい観点で、イノベーションだけでなく広い領域で活用されています。
優れたリーダーシップで世界を牽引した人物が「何を」「どうしたか」ということについては様々な報告から学ぶことができますが、そのリーダー達の行動を真似すれば同じパフォーマンスを発揮できるわけではありません。
U理論では、個の行動ではなく、内面に変容をもたらす過程に着目しています。
今回の講座では、参加者が自分の抱える課題を念頭に、U理論に基づいた解決にチャレンジしてみました。
限られた時間の中ですが、参加者は最終的に、自己の内面に起こる変容を感じ取り、課題解決に向けた糸口を見つけることができたようでした。
「何を」「どうするのか」というノウハウではなく、「どこからやるのか」という内面のあり方に着目するU理論は、SDGsを切り口とした課題解決にも活用できます。これから、SDGsの実践に取り組む参加者にとって、正に「実践できる自分になる」ための力となるのではないでしょうか。
次回は7月21日、22日です。
NPO法人カタリバと北九州市が連携して取り組んでいる「マイプロジェクト」のスタートアップキャンプに参加し、高校生が取り組む社会課題解決に寄り添います。