令和元年度 COC+事業報告会の開催報告

平成27年度に採択された文部科学省補助事業「地(知)の拠点大学による地方創生推進事業(COC+)」のもと、地域の産学官が連携し「北九州・下関まなびとぴあ」による取り組みがスタート。これまで、シビックプライドを醸成していくための教育プログラムや地域の学生と企業との相互理解や対話の促進をめざした各種交流プログラムを推進してきた本事業は、今年度で補助期間(5年間)の最終年度を迎えました。

 

本報告会では、本地域における事業推進状況についての報告、高知大学COC+推進コーディネーターの川竹大輔氏による特別講演、事業協働機関関係者によるパネルディスカッションが行われました。

企業、自治体、大学関係者を中心に域内外より約80名の方にご参加いただき、本事業を振り返るととともに成果と今後について考える機会となりました。

 

■日時 2020年2月21日(金)13:00~15:00

 

■会場

  AIMビル8階 KIPRO大ホール

(北九州市小倉北区浅野3-8-1)

 

1.代表校挨拶  北九州市立大学 学長 松尾 太加志

 

2.事業報告   

 

「北九州・下関まなびとぴあ事業報告」

北九州市立大学 地域戦略研究所 教授 内田 晃

 

「高齢者QOLビジネス創出プロジェクト報告」

九州歯科大学 健康増進学講座 感染分子生物学分野

兼 COCプラスプロジェクト運営センター 助教 吉岡 香絵

 

3.特別講演

「COC+事業参加大学の実践から見えてきたもの」

高知大学 次世代地域創造センター

COC+推進コーディネーター 川竹 大輔 氏

 

4.パネルディスカッション 

テーマ:「COC+事業参加大学の実践から見えてきたもの」

◎ファシリテーター

内田晃(北九州市立大学 地域戦略研究所 教授)

 

◎パネリスト

川竹 大輔 氏(高知大学 COC+推進コーディネーター)

学生(北九州市立大学法学部3年(業界MAP制作プロジェクトメンバー))

實松 秀男(北九州商工会議所 産業振興部 部長)

柳井 雅人(北九州市立大学 副学長 )

 

5.閉会挨拶     北九州市立大学 副学長   柳井 雅人

 

Program.1

事業報告では、「北九州・下関まなびとぴあ」「高齢者QOLビジネス創出プロジェクト」における今年度の事業推進状況や事業終了後の方向性について報告しました。参加者からは「地元企業と学生の相互理解を深める事業を実施する重要性を再認識した。」等の感想が寄せられました。

 

  

 

Program.2

特別講演では、高知大学 COC+推進コーディネーター 川竹 大輔氏にご講演いただきました。

高知大学は全国のCOC+事業の取りまとめ校という立場から様々な事例を研究されており、今回はその中でも特徴的な事例をいくつかご紹介いただきました。また、高知大学の取組については、地域のことを学ぶ正課授業を体系化するとともに、学生が地域で自発的・主体的に活動する準正課授業も活用し、これらの教育プログラムを修了した学生を「地方創生士」として認証する事業についてご報告いただきました。また、これまでの経験知として、教育としての地域プログラムの提供だけでは県外学生の県内就職にはつながりにくいことから、仕事や業種だけでなく「高知の楽しさ」「熱中感」「仲間」という要素が重要と思われること、その点においてよさこいサークルが特に県外学生を多く高知に繋ぎとめている点が特筆に値することについて、お話いただきました。

  

 

北九州・下関地域における事業の取組については「地域資源を活用した教育と就職支援が、地元就職者数、率の伸びをもたらした。」「全国的に見ても唯一増加実績のある特徴的な事例。」と評価したうえで、公立大学の良さを活かして、地元企業団体と連携した教育及びマッチングを展開しており、今後も自治体・産業界との連携が継続することを期待するとのお話をいただきました。

 

 

つづいて、パネルディスカッションでは、「COC+事業の評価」「課題と今後に期待するもの」の2つのポイントについて、限られた時間の中、闊達な意見が交わされました。

 

 

 

パネリストのひとりとして登壇した学生からは、「今回、北九州・下関地域の様々な会社について取材・紹介する冊子を作成したことで、両地域の良さについて知ることができ、就職についても考えるようになった。」との感想が述べられました。また、産業界を代表して北九州商工会議所からパネリストとして登壇した實松氏からは「北九州にはBtoB企業が多く、企業の魅力的な見せ方を工夫していくべき。」など採用強化に関するご意見もいただきました。

また、5年間の取組を経て見えてきたものとして、若者の地元定着のためには魅力ある大学であるだけでなく、まちに魅力を感じてもらう必要があり、魅力あるまちづくりを進めるうえでは、今後も産学官が連携してくことが重要であるという点が挙げられました。

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